去る6月17日、大井川地区で開かれた「市民の会」に参加させていただき、昨年起こった、ターントクルこども館外壁落下事故のその後について、市民の皆さんに報告を行いました。
2023年7月16日　開館準備中の職員が、2階テラス下の外壁に塗られていた厚さ1～2㎝のモルタル約1㎡（重さ約30㎏）が落下しているのを発見。
さいわい閉館時間中に落下したとみられ、けが人はありませんでした。
焼津市は専門家に依頼し、検証委員会を設立。5回の会議で事故原因の調査、建物への影響、補修などの情況を調査し、最終報告にまとめています。
焼津市は4月22日に市議会に対し、報告書の説明を行い、それをもって市民に対する最終報告としました。

落下事故の原因は、検証委員会の報告書による表現では「柱のずれを補正する為に実施したモルタル厚塗りの工法が不適切であったこと」しかも「これらについて、施工者が市や工事監理者への報告をしていなかったこと」としています。

焼津市議会の複数の議員は以下の点を問題視しています
１　市は検証委員会の最終報告を議会に説明したことで市民へ報告したとの扱いとし、市民や報道機関に対する説明は行わず、ホームページでも公開しない事。
２　議会は市とは別に調査をする権限を有しながら、調査の申し入れがあったにもかかわらず調査していない事。
３　報告書には原因に対する再発防止策が言及され例ない事

上記をご報告させていただくとともに、今後も複数の議員で相談し調査及び再発防止策を求めていくことを説明しました。
「焼津市こども館外壁ほか検証委員会」最終報告書は「配布資料ダウンロード」よりご確認下さい。